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尾鑿山賀蘇山神社 [神社仏閣]

長閑な里の風景をながめながらバスが賀蘇山神社に着きました。

尾鑿山賀蘇山神社(おざくさんがそやまじんじゃ)は「日本三大実録」の878年9月16日の條に「授下野国賀蘇山神社従五位下」と記載された社。五穀豊穣、産業発展、医薬長寿の守護神として信仰されてきた。

江戸時代後期になると「尾鑿山講」と呼ばれる代参講が盛んになり、関東一円より多くの参詣者を迎えたそうで、 御祭神は天之御中主神・月読命・武甕槌命です。





神楽殿

境内には大正6年まで目通り周囲15m、樹高70mに及ぶ樹齢1800年と言われた巨大な杉があった、その杉のあったところへ向かいます。




大杉切り株。神代杉。明治44年の落雷と大正6年に発生した近隣火災の類焼により枯損したので伐採、現在は地上約2.5mを残すのみ。枝葉が他の木々の笠のように見え、最下層の枝は直径が1mをこえていたとのことです。 ↓ 



別の場所にある遥拝殿にやってきました。 ↓

この奥、険しい山を上ること3㎞、尾鑿山直下に岩屋があり、そこに祀られている御本社を拝むための建物です(大人の健脚でも90分かかり、また女性の入山が禁止されていた時代もあったそう)。


三間四方の宝形造り、総ケヤキ造りで精巧荘厳な彫刻が四囲にある。60年の工期を要して元禄14年(1701)に完成した。日光東照宮を修築した棟梁、彫工達によって寛永18年頃から着手、中には父子二代に渡り造営に当たった者もいたそうで、彫刻のうち最多は龍で40頭、東西と北面を埋めている。四隅を守るのは獅子と像。


これまで「おざくさん」は「石裂山」と思っていましたが、山の頂上の向こう側を石裂山といい、こちら側は尾鑿山というそうで、入粟野の地名には尾鑿しかないのだと初めてしりました。

 

 


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コメント 3

hanamura

バスが行けるのなら、自家用車でも行けますね。
徒歩90分は・・・、いつか登ってみたいです。
by hanamura (2016-03-04 05:50) 

tochi

此処には何度か行ったことあります
静かで奇麗なところです
廃校が近くにあります
あと山々には昔の鉱山跡があります
by tochi (2016-03-04 08:20) 

旅爺さん

爺らは普通石裂山と思って呼んでました。
賀蘇山神社の奥に一面に生えたセッコクがありましたが
20年ほど前に植木屋が根こそぎ盗って行ってしまいました。
by 旅爺さん (2016-03-05 10:28) 

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