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多気山大火渡り祭 1 [宇都宮]

5月20日の日曜日、宇都宮市田下町の多気山持宝院で大火渡り祭柴燈大護摩供が行われました。昼過ぎから本堂で法楽、高尾山から分火された法灯を手に多気山裏参道山麓道場まで山伏を先頭に練り歩きました。巡礼会も続きます。


火渡り道場中央に設けられた護摩壇 ↓

 

道場では阿字門という開門の儀式があって、まず祇師(多気山住職)が入道し次いで高尾山修験道を初めとする数十名の山伏が独特のいでたちと歩き方で入場します。一人一人役割が決まっていて山伏の手によってすべて進行します。

まず、火打ち石で仏の智慧を表すという火花を打ちかけ六根清浄と唱えながら参拝者の六根を清浄にします。次いで護摩の壇上を清め結界を張る床堅、護摩壇の炉の薪をきり道場の諸魔を祓う法斧、道場の外に結界を張る法弓、道場内を清める法剣の儀式がありました。

法弓の儀式 ↓

 

四方に弓を放った最後に護摩壇上に弓を放つ ↓

 

清浄な閼伽水で炉を清め、法灯から炉に点火されると、白いけむりがやがて真っ赤な炎となって燃え上がりました。

 


絶え間なく読経の声が流れ、炎は巨大な柱となります。祇師は道場の中でこの炎の中に御本尊のお不動様を勧請します。

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炎の勢いがおさまると合図があって参拝者はなで木を道場の中になげいれるとと、山伏達が拾い炉中に投げ込まれお不動様に届けられます。

柴燈護摩の終盤にかかると、湯加持が行われます。

終盤 ↓ 火渡りの道が開けられる。



湯加持は次の記事にて。


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