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四国遍路結願 [四国遍路30年秋]

四国霊場結願の寺、第88番医王山大窪寺に到着したのは平成30年11月14日14時05分。

大窪寺は養老年間(717~24)行基の開創、後に弘法大師が飴蔵ヶ峰の岩窟で求聞持法を修め、大きな窪の傍に堂宇を建て自ら刻んだ薬師如来を安置した。唐で師の恵果から授かった三国伝来の錫杖を納め結願所となったと伝わる。



真っすぐ本堂前にいき法楽。ここで結願と思うと自然に気が引き締まりました。

本堂 ↓


次に大師堂へとむかいます。

大師堂すぐ横にあるのは「原爆の火」。

広島に原爆が落とされたとき、遠くに住む甥が広島在住の伯父さんを心配して駆け付けたが伯父さんの家は燃えてしまって尋ねる人も見つけることが出来なかった。そこでその人は火を持ち帰り家で絶やさずに守ってきたのを大窪寺に寄託したのがこの「原爆の火」という説明を車中で聞いていました。結願の感動ももちろんありましたが小さな火が静かに燃えているのを実際に目にして、より強い印象をうけました。

「原爆の火」 ↓ 左側に見える屋根は大師堂です。


大師堂での読経も御詠歌もここで最後と思うと感無量、胸が詰まる思いながらも一生懸命お唱えしました。

この結願の日80歳の誕生日を迎えたMさんは今回5回目の遍路。先達さんと共に毎回法螺貝を吹いてくれた。包容力のある法螺貝の音にいつも励まされてきました。

 ↓ 結願の記念集合写真もとって、バスの所へ戻ります。


紅葉が綺麗でした。山門下の売店でお土産等を買う。


Hさん、 ↓ 毎回手作りのガイドブックを作ってきてくれた。


先達さん、添乗員さん、同行の全ての皆さんと家族に感謝の遍路旅でした。

この夜は淡路島のホテルに宿泊し、翌日高野山へお礼に向かいます。


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