祥雲寺で西国33札所巡り [宇都宮]
昨日6月21日(金)地域の老人会、いきいきサロンのメンバーと宇都宮市内の祥雲寺で西国33札所巡りをしてきました。
祥雲寺は、西暦1470年建立の曹洞宗の寺院です。
山門 ↓この先、旧参道です、右側の広い新しい参道を上っていきます。
境内には昭和32年県指定の天然記念物のしだれ桜があります。
指定時には幹周り5m、高さ22m、南北25m、東西18mありましたが、本堂焼失の際に一部が焼けた影響で枯死寸前になり、現在は全盛時の下の部分が残っているだけとのこと。
参道を上っていくと、↑このような大谷石を敷き詰めた広場の先に見事な枝ぶりを見せています。また、境内敷地内、山の中をのぞいて各所に敷き詰められた石が雨に濡れて綺麗な色をみせていました。。
しだれ桜の幹↓
西国33札所巡りは、この桜の後方からはじまり、第1番青岸渡寺から満願の谷汲山まで本堂の背後の小高い山林の中を一周するような形で続いています。
雨が強く降り出したので、少し水分補給しながら休んでから出発。
歩きやすいように細い道が整備されて、クマザサなど様々な植物が自然の形で手入れされていて気持ちが良いです。
ここは石山寺の所↓実際に現地で、様子を確かめて造ったそうで、ここは石が積み重ねられるようにおいてあります。
葛井寺の場合は、本尊が藤棚の下に祀ってありました。
満願の谷汲山↓ 全ての札所の説明と御詠歌がこのように設置してある。
堂々とした本堂の佇まい ↓ 旧本堂は昭和23年に寺の東南200mほどの所に位置する市営住宅の一角から起こった火事に被災し、本堂庫裏が全焼してしまい、昭和42年に本堂の東側の山を削り5千坪の境内地を造成し、昭和53年に敷地面積130坪、総面積300坪弱の本堂が建設されました。周りの山林、墓地を併せて1万6千坪余の壮大な境域です
なお、旧本堂は、戊辰戦争で宇都宮城が焼かれた後ごく短期間ですが、宇都宮城主の居住所として使われました。戦火激しかった宇都宮に残った唯一の大規模な建物だったそうです。
本堂前の芝生にネジバナがたくさん咲いていました。
小雨降る中、無事終了。自宅を出て帰ってくるまで約3時間、歩いた距離は10.8㎞歩数は1万3215歩でした。参加者の
大部分は宇都宮市の「うつのみや健康ポイント」事業に参加しています。参加最高年齢は83歳でした。みな元気です。