黄ぶな [旅行、趣味]
宇都宮には昔、天然痘が流行した際、田川で黄色のフナが釣れ、食べた人の病気が治ったという黄ぶな伝説があります。
今年3月に、昨年の台風による田川の氾濫で床上浸水の被害を受けた知人から、リフォームがおわったので、お茶をのみながら見に来てと連絡がありました。が、その後新型コロナウイルスの感染防止のため外出自粛の生活となりました。ようやく状況も落ち着いてきた様子で再度お誘いをうけ喜んで出かけていきました。
高林堂の生菓子「黄ぶな」を用意して待っていてくれました。かわいくて食べるのがもったいないといいながら写真を撮らせてもらってからゆっくり頂きました。おいしかったです。
6月14日付けの下野新聞にも紹介されていましたが、黄ぶな伝説にちなんで疫病退散を願い、市内のお店で新商品が開発されているとのこと。生菓子・黄ぶなは高林堂本店でのみ一日に20個限定で販売。時節柄うれしいおもてなしをいただきました。
↓ 下野新聞コピー
福島へプチ旅行③ 野口英世記念館 [旅行、趣味]
記念館には、野口英世の生家が当時のままの姿で保存されています。
野口英世は明治9年(1876)11月9日に福島県猪苗代に生れました。アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に世界で活躍し、昭和3年(1928)5月21日に西アフリカのアクラ(現ガーナ共和国)で黄熱病の研究中に亡くなりました。享年51歳でした。
上京するまで19年間過ごした家が場所も大きさもそのままの姿で保存されていて、火傷を負った囲炉裏や上京する時に決意を刻んだ床柱が残されています。
庭には、英世の亡くなった翌年に建立された石碑が二つたっています。左側の碑には、大正4年(1915)にに帰国した時に母校に贈った忍耐の書と言葉が英語とフランス語で刻まれています。≪忍耐/正直は最良の方法である/忍耐は苦い。しかしその実は甘い≫
右側の碑には≪野口英世博士誕生地(子爵松平保男書)≫と刻まれていて、その下には、アメリカのメリー夫人から送られてきた遺髪が埋葬されているそうです。
猪苗代・会津若松時代から東京、アメリカ・デンマーク時代、中南米・アフリカ時代や母シカの手紙やメリー夫人との素顔の英世、博士の研究室等、生涯に渡って各コーナーで紹介されています。
↓ 小学校時代の先生をはじめとする4人の恩師が全て写っている
館内の撮影はすべてOKですが、母シカからの唯一の手紙や研究ノートの実物等が展示されていて、そのノートの文字の美しさには感動しました。
昭和3年5月21日 勲二等旭日重光章
野口英世そっくりのロボットがいて質問に応えてくれます。
福島へプチ旅行② [旅行、趣味]
楽しみにしていたforest バン 源田の夕食です。
ズッキーニの花の揚げ物やホタテなど前菜プレートのあとにでたのがこれ。こっくりとした甘辛い味付けが絶妙の鯉の甘露煮です。 ↓ 郡山市は全国でも有数の鯉の生産地といいます。
次にいただいたのが、鯉のあらいのカルパッチョ風。これも美味しかったです。甘露煮の濃い味わいと対照的に、こちらはさっぱりした味わいです。
黒毛和牛の陶板焼。
海老とホタテのアンチョビクリーム。細長いのはゴボウ。パリパリかじっていただきました。
グリーンカレーです。↓ グリーンカレーは郡山市内各店で提供されている地産地消のご当地グルメだそうですが、後から辛さがピリッときてほんのり甘さも感じる美味しいカレーでした。
おしまいに出されるご飯とそばは、ほんの少しだけ盛りつけてもらいました。
デザートはゆっくりいただくことにして部屋に届けてもらいました。湯あがりのアイスが美味しかった。
さて、二日目は6時半に朝風呂をいただいて、8時から朝食です。
昨夜は気付かなかったですが、温泉神社がありました。結構高台にあるので、部屋の中から遥拝して、食事にします。
和と洋のバランスを考えた料理がきれいに盛りつけられて食欲がでます。パンとご飯、珈琲と日本茶が両方用意されていて、普段からパン好きの母はジャムをたっぷりつけて美味しいと喜んでいましたし、私は美味しいご飯をいただきました。
食事は、質も量も大満足。特に鯉の甘露煮は絶品でした。
forestバン源田について詳しくは https://bangenda.com/ をどうぞ。
福島へプチ旅行① [旅行、趣味]
9月24日から1泊2日で福島にいき、郡山市の源田温泉「forest バン 源田」に宿泊しました。
98歳の母との二人旅、しかも足腰が弱くなってきたので近距離で自家用車で行ける温泉を探し、予約サイトで評価が高く天然温泉100%かけ流し、食事も期待できそうでした。郡山南ICから降りて、途中迷いながらも県道6号線で「forestバン源田」と描かれた大きな看板を見つけ、
到着したのはこちらです。
数年前にリニューアルしたそうですが、館内は木肌の温もりが感じられる素敵な宿でした。通路に鉢物等が飾られ、
裸足で歩きたくなる板張りの廊下が清々しい感じです。
2階の客室の専用階段 ↓ 急です。2階は和室で定員は4名とのことです。
私達の部屋は1階の浴室に一番近い場所。プレートの上に手作りの小物が飾ってありました。
明るい室内には余計な物がなく簡素な美しさが好ましく感じました。落ち着いた色調のベッドの部屋ですが床は畳風、靴を脱いで上がり寛げました。
洗面所もすっきりさわやかです。アメニティグッズも2人分きれいな袋に包まれてありました。
椅子に座って見る窓越しの景色
各宿泊室には内風呂もあってお湯は天然温泉ですが、大浴場でゆったりとくつろぎました。
外に、露天風呂とジャグジーもあります。
施設案内より抜粋しますと、「さずかりの湯」といわれる源田温泉は、標高540mに位置し、源義家の奥州征伐の折りに戦場となった高旗山の麓にあります。源田の湯の由来は高旗山の戦に傷ついた源氏の兵士が湧水を浴びて完治したことから「源」の一字をとったとあります。温泉は、神経痛、ヘルニア、胃腸病、婦人病に効能があり、特に子宝と胃腸によく効くといわれています。
また、福島県の「へそ」にあたるのが郡山市西部の高旗山で(国土地理院の調べで分かる)日本随一低い山の一等三角点です。
食事も素晴らしかったですが、次回に続きます。