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初釜は栃木の銘菓と群馬の銘菓で [茶の湯]

茶の湯、初釜のお菓子は主菓子は花びら餅が定番で毎年の楽しみです。 一方、干菓子は正月に相応しい様々な意匠の打ち菓子がありますが、わが家では、地元栃木の銘果「友志良賀(ともしらが)」とお隣の群馬県の銘菓「里みやげ」を使います。


友志良賀 ↓ 栃木の特産物干瓢の砂糖漬け。明治18年から作られている。「お前百までわしゃ九十九まで友志良賀のはえるまで」の言葉のように、


また、群馬の銘菓「里みやげ」 ↓ は初夢に見ると縁起がよいといわれる「一富士、二鷹、三なすび」にちなみ初夢漬けともいわれているように、共に縁起のよいお菓子です。

 

昨日12日がうちの初釜でした。

主菓子   花びら餅 ↓


干菓子     友志良賀 と 里みやげ ↓


軽く点心を用意して  ↓


毎年都道府県の魅力度ランキングでは茨城県を含め毎年下位に甘んじている北関東三県ですが、友志良賀や里みやげのような素朴な他にはない銘菓があります。(茨城なら梅味ののし梅等かな?)


友志良賀は高林堂製。宇都宮市馬場通り3-4-18(予約が必要です)

里みやげは三枡屋総本舗製。館林市三の丸市役所通り。




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炭を洗う [茶の湯]

茶道教室の稽古に使用する炭を洗いました。

流水で1本ずつタワシで洗い天日で乾かします。こうすることで炭の匂いがとれ、爆ぜることもなくなります。


今日の最高気温は36.7度。暑いです。


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茶の湯の稽古 [茶の湯]

昨日の午後はお茶の稽古日。

風炉に灰型をつくって、白い藤灰をまきます。中心には水の卦を書き、


下火をおきます。


管炭の上に枝炭をおくとき、山をくずしてしまったのがおしい。

 

この炭は市貝町産の炭を使っています(道の駅で買ってきた)。

灰をするときはこんな灰匙を使って作ります。

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炭点前のあとは、濃茶次いで薄茶それぞれ平点前の稽古をしました。

小学2年生の時から月2回稽古に通ってきて今は中学生のHaちゃんが修学旅行のお土産を持ってきてくれました。

 

小豆餡がヨモギがたっぷりの皮に包まれてもちもちの食感。お薄と一緒においしくいただきました。



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裏千家日光東照宮献茶式 [茶の湯]

日光東照宮の国宝陽明門平成の大修理竣功記念の茶道裏千家献茶式は東照宮拝殿において行われました。

参列者は200名弱、来賓・招待客の他の一般参列者は予め参会券が必要で、50名のみ、受付をして拝殿入口でしばらく待ちました。拝殿入り口より先は撮影禁止です。

来賓、招待方の入場がすみ、やっと案内がありました。この場所は、拝殿、石の間、本殿の建物が一つの屋根で覆われている権現造りで、神社建築様式としては一番新しいものです。拝殿の中央、本殿に近い側に白木の台子が置かれ、風炉と皆具、天板には朱と白それぞれの茶碗、白い仕服に包まれた茶器が二つ飾られています。

参会者が座っている拝殿の高い天井は最も格式の高い格天井で、それぞれ貴重な岩絵の具の群青色を背景にして様々な姿の龍が描かれています。東西には三十六歌仙の歌が掲げられ、東側の将軍着座の間との仕切りは狩野派が描いた杉戸があろます。

石の間は儀式を執り行う処で、ここは御三家のみ入る事が許され、その奥の本殿は内陣、内々陣となっていて、将軍と勅使のみが入る事が出来ました。

10時に家元が拝殿に入り式が始まりました。神官の進行にしたがい祝詞奏上に始まります。朱の茶碗を前に濃茶点前がはじまりました。白い帛紗での四方捌きは流麗という言葉がぴったりの美しいものでした。一椀を手に家元は石の間に降り台の上に茶碗をおいて戻り、それを祭主が神前に捧げるのにあわせて家元が礼をします。台子正面に向かって今度は薄茶を点てます。帛紗の色は紫で、同じ様に神前に捧げられました。

下野新聞に掲載された写真 ↓ です。(これは濃茶を練っているところです)

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おしまいの挨拶があって約1時間の厳粛な儀式は終了。参会できて幸せでした。将軍着座の間の方に家元が退出されてから順次私達も退出、真っすぐ奉賛茶会の方へ向かいました。日光東照宮の献茶式は裏千家と表千家が1年おきに交代で奉仕して50年の歴史があります。

濃茶席でもずいぶん待ちました。待合の床には堅山南風の富士越龍ノ画がかけられていました。日光は8世紀に勝道上人が男体山を開いてから山岳信仰の聖地としての歴史をもっており、富士山を男体山になぞらえたものかと思います。ここで菓子をいただきました、東照宮御神木製の器に鮮やかな紫色の紫陽花が盛られていました。本席の床は徳川吉宗公筆の雪月花、花入れは宗旦の竹一重切り、香合は東福門院より宗旦拝領の貝合わせ蛤などすばらしい茶道具の数々でした。この後、点心、支部の薄茶席、青年部・学校茶道部の立礼席をまわってきましたが充実した一日になりました。



日光東照宮に来ています-2- [茶の湯]

献茶式の参列者受付は9時からですが、受付場所の表番所に8時半ごろ着きました。周辺を散策します。表門から中に入ると、右側に下神庫、中神庫、上神庫が並んでいます。ここには春秋の例大祭で行われる百物千人武者行列の際に用いられる衣装や道具類等が納められています。


反対側には神厩舎があり、そこは、猿の彫刻で守られています。

 ↓一番左にあるのが、見ざる、聞かざる、言わざるの三猿。

 

御水舎の隣に輪蔵 ↓



陽明門手前奥に鳴龍で有名な本地堂。手前にあるのは鼓楼です。




いよいよ陽明門をくぐります


 

塗り替えられた彫刻類が朝の光の中に輝いています。




門をくぐると、左側に神輿社があり


 


正面は唐門です。この奥が拝殿、本殿となりますが、現在修理中で覆屋がかかっています。この奥の建物の中で献茶式が行われます。


 


唐門の前を通り、奥の院へ向かう途中に眠り猫の彫刻があります。




設計図のようなものは残っていないので、塗り替えの時にはその時の職人の個性があらわれるそうです。


 


猫の彫刻の真後ろに、雀の彫刻があり、平和を象徴しているといわれます。平和な世の中を護るとのイメージは東照宮全体を通じて各所にあらわされています。




つづく  茶会のことな℃。



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