第12番 焼山寺 [四国遍路29年春]
四国第11番から第12番までは13㎞の遍路ころがしで知られていますが、バス利用でも1時間ほどかかります。
道中のガイドによると、昔は吉野川一帯は藍の産地で栄えましたが、今は一部で生産されているばかりとのことです。また、神山町のあたりは枝垂れ桜がたくさん植えられていて「枝垂れ桜の里」と呼ばれています。少し進むと次は「すだちの里」。徳島の県花はすだちです。すだちは秋物が一番香りが良いのだそうです。清流鮎食川が流れています。山間の道を進んでいきますが、近年は、光ネットを利用することで都会を離れてこの地域へ進出する企業が増えているということでした。
四国第12番 焼山寺の御本尊は虚空蔵菩薩。駐車場から長い参道を歩きますが道の両側にたくさんの仏像が奉納されています。推定樹齢400年から500年の天然記念物の杉の下の砂利道です。崖の側には落葉樹の間を通して素晴らしい景色を眺めることができます。
このお寺は標高930メートルの山腹にある難所の一つで、古くから修験道の修業地として知られてきました。標高700mの所にあり、札所中3番目に高い場所に位置します。
山門をくぐるとひときわ大きな杉が林立しています。
本堂と大師堂
駐車場へと戻る途中で他の団体の人から呼び止められ、法螺貝を請われて長老はほんのひと吹き。どの団体もほぼ同じコースをとっているのでしばしば顔合わせることがありました。
駐車場からタクシーで山道を15分ほど下った所に「杖杉庵」がありました。ここには衛門三郎が空海に許しを乞うている場面の石造があります。衛門三郎は伊予に住んでいた長者ですが、空海を邪けんにあしらった。その後八人いた子供達が次々と亡くなってしまったことで後悔し、空海に許しを乞うために旅に出るがどうしても会うことが出来ない。そこで反対にまわることでようやく会うことができ、行き倒れの三郎が、再び生れかわり世の中の役に立つことを願ったので、空海が「衛門三郎再来」と書いた石を握らせ再来を祈願した。数十年を経て伊予の領主河野家にこの小石を握った男の子が生れたという話です。この人が逆打ちの最初に行った人で空海に会うことが出来たのが申年でした。
この後で食堂田中屋というところで昼食。ちらしずしとうどんおかわり自由、美味しく頂きました。
こんにちは!
おかしなメガネをかけたオジサン?
よく見たら納得・・最初??でした。
by Take-Zee (2017-05-15 08:39)
ほら貝
最近、ほら貝の吹き方を教えるスクールが密かな人気があるようです
ほら貝も販売しているようですね
by tochi (2017-05-15 14:26)
徳島でIT企業と言ったら、ジャストシステムを思い出します。ベンチャー企業のハシリでしょうね。
…と言っても、今の人の中には「一太郎」と言っても知らないって言われてしまうかな。
by hana2017 (2017-05-16 00:19)