水牡丹と水まんじゅう [和菓子]
今日のおやつは水牡丹と葛まんじゅう、抹茶を点てていただきました。
夏の和菓子といえば葛ですが、透明で薄いをまとったような水牡丹は涼しさを感じられるお菓子です。
葛粉に砂糖と水をあわせて鍋に入れ、火にかけて練り合わせるようです。プロは半透明のもので餡をくるみ、その後蒸すのだそうです。
水まんじゅうの中はずんだ豆でした。↓ずんだ大好きです。
材料の葛は薬用植物でもあって、葛根湯の名の漢方薬として使用されています。秋の七草のひとつ、葛は、マメ科の大形蔓性の多年草、秋には葉腋に紫紅色の花を総状につけます。蔓の長さは10m以上にもなり、近くの川の岸にも繁茂していますが、夏の間に清掃活動で刈り取られてしまうので、いつも花は見られません。茶花に使いたいんですけど。
水無月 [和菓子]
今日は月2回のお寺でのお茶の稽古日。主菓子は「水無月」です。
銘「水無月(みなづき)」のお菓子は、外郎生地に小豆を並べ、再び蒸して、三角形にきってあります。6月30日に夏越しの祓いが各所の神社で行われますが、その日に食べられる伝統の和菓子です。
三角形の形は、切り出された氷や氷柱の先が尖っているところから連想して三角に形づくられたともいわれます。
旧暦の6月1日は氷の朔日(ついたち)ともいわれ、氷室の節会というのが行われていました。宮中では氷室から運ばれた氷を臣下に賜り、群臣はその氷を食べて暑気払いをしたとのこと。貴重な氷を食べられなかった庶民はこれに似せて作った菓子を食べたのだといいます。
夏越しの祓いは、もともとは1年を2期にとらえて、折り返しの6月30日に半年の罪やけがれを祓い、残り半年の無病息災等を祈願する神事です。また、6月は田植え後の、さらに麦の収穫を迎える時期でもあって農作業にとっても大切なときにあたります。
もともと氷の節句と夏越しの祓いは別々の日で、直接的な関係はないことになりますが、それでもこの時期ならではの季節の和菓子「水無月」の誕生にはこれらの二つの風習が深くかかわっているようです。
今日の和菓子;「水無月」 は宇都宮市㈲柏屋菓子店028-661-8357の御製です。
嘉祥まんじゅう [和菓子]
6月16日は和菓子の日なんだそうです。
承和15年(848年)のこと、国内に疫病が蔓延したことから、仁明天皇が6月16日に菓子や餅を神前に供え疫病の退散を祈願して、元号を嘉祥(かじょう)と改めたことにはじまると伝わっています。
後醍醐天皇の御代から室町時代へと受け継がれてきた「嘉祥の祝」が江戸時代になると健康と招福を願う行事としてこの日に嘉祥通宝16枚で菓子を求めて食べる風習が庶民の間にも広がり嘉定喰といわ、欠かせない年中行事となりましたが、その嘉祥の祝を現代に和菓子の日としてよみがえらせたということです。
↓ 嘉祥まんじゅう(宇都宮市泉ヶ丘2-1-49 ㈲柏屋菓子店製)
厄除招福の札は、6月16日の嘉祥祭にちなみ、東京・日枝神社で祈願したもので嘉祥まんじゅうに添えてくれたものです。
まんじゅうの皮には味噌が入っていてほんのり味噌の香りがし餡はこし餡。やさしい甘さでとても美味しいです。
水戸の銘菓 のし梅 [和菓子]
花粉は飛びそうにないのでベランダの片付けをしたついでに去年挿し芽した椿やカワラナデシコを植木鉢に植え替えました。
ミセバヤも年々小さくなってしまうので何とか大きく育てたいものと植え替えてみました。
お茶受けには水戸銘菓の のし梅を。
竹皮に梅ゼリーを挟んだ甘酸っぱいお菓子です。寒天に梅ピューレを混ぜて固めのゼリーにし、切り分けて竹の皮で挟んでいます。ほんのり梅の酸っぱさがある爽やかな甘さのお菓子です。厚さ5㎜位で透き通った琥珀色をしています。
とても美味しいです。
ミセバヤも年々小さくなってしまうので何とか大きく育てたいものと植え替えてみました。
お茶受けには水戸銘菓の のし梅を。
竹皮に梅ゼリーを挟んだ甘酸っぱいお菓子です。寒天に梅ピューレを混ぜて固めのゼリーにし、切り分けて竹の皮で挟んでいます。ほんのり梅の酸っぱさがある爽やかな甘さのお菓子です。厚さ5㎜位で透き通った琥珀色をしています。
とても美味しいです。