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第61番香園寺(愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場第61番札所栴檀山香園寺の開基は聖徳太子で四国霊場屈指の古刹です。

一方広い境内には超近代的な褐色の鉄筋コンクリート造りの大聖堂があってびっくりしました。まるでコンサートホールとか図書館とかお寺とは思えないような構えです。昭和51年に建立され、高さ16m、1階が大講堂、2階が本堂と大師堂があり、本堂には620余りの椅子席があります。

 

建物右側の階段で2階に上がり、靴を脱いで本堂の中へ入りましたが、別のj団体が読経の最中でした。静かに奥の方の一角に座って終わるのを待ちました。その方達が大師堂の前に移動したので私達は本堂前に座っていつものようにおまいりしました。音響効果が素晴らしく先達さんの声もいつにもまして美しく響きわたっていました。

御本尊は大日如来。安産、子育ての篤い信仰を得て栄えているお寺です。


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ところで、第61番香園寺のすぐそば、距離にして香園寺の山門まで20か30m位のところに、四国霊場会による第62番遥拝所と言う場所が設けられています。第62番札所宝寿寺は四国霊場会から脱退したからで、私達はその場所でおまいりしました。遍路はほぼ順番にまわっていますが、行程によって順番が変更になります。第62番には午前中に訪問したのですがそこでの法楽は許されませんでした。理解しがたいことですが僧侶が先達での団体は受け付けないのだそうです。今後の残りの霊場を回る事を優先してその霊場会を脱退した第62番では本堂に向かって合掌のみしてバスに戻りました。お寺と言えど運営しているのは人ですからどうしようもない何かがあるのでしょう(ちなみに個人の参詣は受け付けているようです)。第62番には実際に行って、お大師様の足跡をたどれたということでは定満したことになるので良しとして、納経の証は遥拝所で頂きました。


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