那須平成の森 [地域紹介]
平成23年6月22日に開園した旧那須御用邸用地である『那須平成の森』を紹介します。
那須御用邸は、当時皇太子殿下であった昭和天皇の御成婚後の御静養地として大正15年に設置され、皇室御一家の御静養の場として使用されてきました。
豊かな自然が残るこの御用邸の森の動植物について正確な記録を残し、その後の経年変化等を把握するのが望ましいとの天皇陛下のお考えを受けて、平成9年度から5カ年にわたって栃木県立博物館による調査が行われました。
その結果、御用邸の森には豊かで多様な自然環境が残されており、ブナの自然林等が残るほか希少種を含め多くの動植物が生息・生育していることが確認されました。
その豊かな自然を維持しつつ、国民が自然に直接触れ合える場として活用してはどうかとの天皇陛下のお考えで、御在位20年という節目の機会に御用地のおよそ半分に当たる560haが環境省に移管され、日光国立公園「那須平成の森」として保全整備されてきました。
場所は、那須湯本温泉街から殺生石の横を通って、八幡のツツジの群生地、那須少年自然の家を右に見て福島県方面へと抜ける那須甲子道路沿いにあります。
平成の森は一般開放ゾーン(ふれしの森)とガイド利用ゾーン(学びの森)とに分けられています。
「学びの森」では利用をガイドウオークだけに限定し、森の中に入る人数を制限することによって、現在の豊かな自然が失われないように配慮し、大切に活用していくこととしています。
今回私たちが入ったのは「ふれあいの森」の方でこちらは誰でも自由に森の中の散策や自然観察が楽しめるゾーンです。
駐車場は、フィールドセンターに普通車約60台、駒止めの滝エリアに約40台が整備されています。
フィールドセンター外観
フィールドセンター内部。自然紹介コーナー。
フィールドセンターを出発してすぐに道がわかれますが、行きは真っすぐ駒止の滝方面へ。
鳥の声がいくつも聞こえるのですが何の鳥かわからないのが残念でした。
途中にあずまやがあります。
結構、坂がきついです。石がごろごろしているので、履きなれた運動靴が良い。
20分ほどで駒止の滝エリア駐車場にでます。茶臼岳が綺麗でした。
観瀑台にたつと下の方に駒止の滝が見えます。
ここから余笹川がはじまります。
付近には広い休憩場所があるのでのどをうるおしながら休みます。
登ってきたのとは違う道を帰ります。
途中の休憩所
森の小径は木の端切が敷き詰めてあって柔らかい。が、滑りやすくもある。
ヤブレガサ
アジサイ
ショウマ
アジサイ等の花はまだ咲いていませんでした。 「那須平成の森」園内は、標高1400m~600mで標高差800m。 花々が咲くのは、7月下旬ではないでしょうか。
ふれあいの森の駒止の滝までの往復は休憩いれて1時間弱というところです。ぜひ訪れてみて下さい。
昭和天皇は若い頃イギリスに旅行し、彼の地の風物を殊の外気に入られたそうですね。
那須の御用邸で、昭和天皇はイギリスを思い出しいておられた、と聞きます。
素敵な森と自然ですね。
by ナツパパ (2011-07-12 20:59)
こんばんは
今日も暑い一日でした。
これから続く猛暑・酷暑を考えると・・・耐えられるかしら^^
そんな折、森の写真を拝見して生き返りましたよ^^
山の木々が暫しの安らぎですね^^
by まりっぺ (2011-07-13 21:52)
普通に行っても楽しめるんでしょうか?
旧那須御用邸用地は申し込んで抽選して外れたので行けませんでしたが、此処とは違うのかな?
by 旅爺さん (2011-07-14 08:27)
ふれあいの森の方は、今は一般開放されたので大丈夫と思います。学びの森の方は予約で制限されているようです。
by れもん (2011-07-15 09:01)
おはよう御座います。
ご丁寧にどうも有り難う。
那須は中学生のころから登ってますが、御用邸関係の所には
行った事が無いので、少し興味があるんです。そのうち行って見ますね。
by 旅爺さん (2011-07-15 09:17)
那須の御用邸の周辺は行ったことはないですが
自然がたくさん残されていてとてもいいところですね。
一度は見てみたいです。涼しそうなので夏にはよさそうですね。
by citron (2011-07-15 20:29)
すっかり遅れてのコメントになってしまいましたが、
お元気でしたか。出張から帰ると金木犀の季節でした。
時間が立つのは速い。
by 春分 (2011-10-02 19:50)
病気とかお忙しいとか、どうかされましたか?
久しぶりのnice!嬉しかったです。
余笹川が氾濫した事ありましたね。友人の家は土地も流されたんですよ。
by 旅爺さん (2011-10-03 18:03)