茶の湯の稽古 平花月 [茶の湯]
茶の湯の稽古にもちょうどゲームを楽しむような感覚ですることができる稽古があります。
今日はそんな稽古、花月を行いました。客4人と亭主、合計5人で行う基本的な平花月というのを行いました。用意するのは水指、棗、茶筅・茶杓を仕組んだ茶碗と建水・蓋置それに折据です。
折据には、5枚の札(月、花、一、二、三)が入っていて、札によって役割が決まります。水屋で参加する5人が折据をまわして札をひき、花が当たった人は亭主となり、月が当たったら正客、一、二、三の順に客となります。水屋で全員菓子をいただいて客は席入り、座が決まったら亭主の迎えつけではじまります。
亭主が道具を運び入れ、定座につくと、正客から順に折据がまわされ、最初の花(初花)が決まります。5人のうちだれが亭主の役に当たるかわかりません。初花は点前座に進み薄茶を点てます。
花(亭主)が茶杓をとったら正客の座に座った人が折据えをまわして札をとります。
点てられた茶が定座に出されたら、月(茶を喫む)、花(次の薄茶を点てる)と名のり、点前をしていた人はまつ(仲間にはいります)と名のり、月は茶をいただきます。こうして引き当てた札により役割を替え、4服まで繰り返していきます。
ゲームのような楽しみといいましたが、5人のきもちが揃っていなければ楽しくはなりません。薄茶の点前をほぼ滞りなくできることや、足の運びも大切ですし、何より互いに対する心遣いを無言のうちに図れなければ楽しくはなりません。
花ばかりで月に当たらないとか、月に2回あたるとかやってみないとわかりませんが、全員の呼吸があってピタッとおさまった時の気持ちのよさはやってみないとわからない楽しいものです。
楽しそうですね・・・♪
~なんて書きましたが・・・、
お手前を覚えてなかったら辛いですよね(ーー;)
by まゆまき工房 (2012-02-19 09:38)
なるほど、いろいろ工夫して楽しくするものなのですね。
by 春分 (2012-02-19 10:35)
こんばんは!
茶道のことはまったく知りませんでしたが
こんな雰囲気なんですね。
Niceです!
by Take-Zee (2012-02-19 18:53)
確か?東野圭吾さんの推理小説にあったような?
茶道もいろいろあるのですね^^
by aatyan (2012-02-19 20:08)