SSブログ
京都の旅 ブログトップ
- | 次の5件

京都の旅② 赤山禅院~延暦寺 [京都の旅]

12月5日 赤山禅院に10時ころ到着(駐車場がない所なので混雑しないうちにと早く出ました)。ここは比叡山別院、慈覚大師の遺命により創建、赤山大明神(陰陽道の祖神・泰山府君=慈覚大師円仁が唐から帰国するとき航路平穏を守護して下さった出港地の山神)を祀っています。

京都の表鬼門に位置するところから都の表鬼門を守護する方除けのお寺としても有名。屋根の上に神の使いである猿の彫像がある。京都御所の東北の隅にも猿の像があってこれと向き合っているとか。

030.JPG

大きな数珠の門から入っていきます。身が引き締まるような感じでした。

032.JPG

比叡山延暦寺の天台随一の荒行・千日回峰行(7年間山の中を歩きとおす荒行)はここから出発するそうです。

024.JPG

日本最古の「都七福神」。赤山禅院には福禄寿尊がまつられています。

026.JPG

すぐ後ろにお金の神様があるというのでそこにも参拝。

029.JPG

この石段をのぼったところに小さい社がありました。

028.JPG

山門 (タクシーの中から)

033.JPG

この後比叡山へ。     ドライブウェイから見た琵琶湖

034.JPG 

比叡山は大きく東塔、西塔、横川と三つの地域に分けられこれらを総称して比叡山延暦寺といいます。延暦寺の開山は伝教大師最澄。

036.JPG

延暦寺の総本堂、国宝の根本中堂にまいります。

038.JPG

全体はチケットの像で。

013.JPG

回廊を歩いて本堂に入ると厳かな雰囲気です。御本尊は秘仏薬師如来(伝教大師最澄作)。その前に三つの灯篭、1200年の間守り継がれてきた「不滅の法灯」が厳かに輝いています。ここから「油断大敵」の言葉が生れたとか。織田信長の叡山焼打の時はどうだったかというと山形の立石寺に分灯してあったのを大事にもちかえって灯したということで未だ油断はないということになっているそう。

この本堂はこちら側の私たちの目の高さと仏様の位置が同じ高さです(ふつうは仰ぎ見ることが多い)。仏様との間は広い空間で下の敷き石には僧侶が坐する場所があります。

大講堂  比叡山は多くの名僧を輩出したことから日本仏教の母山と呼ばれているそうですが、ここには、比叡山で学び後にそれぞれの一宗派を開いたお祖師像が安置されています。法然、日蓮、栄西、道元、親鸞、一遍等・・。すごいことだと思います。042.JPG

鐘楼。大晦日にならされる鐘です。50円志納すれば誰でも撞くことができます。

043.JPG

駐車場からの道の両側に伝教大師の生涯と、各宗を興した上人様達の話が並んでいる。

046.JPG

相応和尚という人が千人回峰行を最初に行った。

047.JPG

比叡山を降りて掘川通りあたり(だったかな?)住宅街の中の小さいお蕎麦やさんで昼食にしました。熱々のかきあげも一緒に注文してお蕎麦を。一口啜って上品なおいしさに驚きました。ドライバーさんのお薦めのお店で中は京風のしっとり落着いた雰囲気。また機会があればいきたい店です。

049.JPG

~~~~~~~~~~~~~

次は下鴨神社~上鴨神社です。


nice!(32)  コメント(5) 
共通テーマ:旅行

京都の旅① 清水寺~六波羅蜜寺~六角堂 [京都の旅]

12月4日から京都に行きました。お昼は権太呂。ここのうどんが食べたかった。

009.JPG

きつねうどんをいただきました。甘く煮たおあげと九条ネギがたっぷりのっておいしいうどんでした。

京都の旅はやっぱり清水寺にいかないとはじまらないと、最初は音羽山清水寺(西国札所16番)へいきました。御本尊は千手千眼観世音菩薩。この観音様は2本の手を上にあげて頭上に化仏をもっている、清水寺独特の様式。左右の厨子には毘沙門天と勝軍地蔵(坂上田村麻呂の建立によるお寺です)。秘仏なので見られませんが懸仏がある。観音におまいりしてから境内をひとめぐりしてきました。舞台の前の紅葉がきれいでした。

015.JPG

舞台は毎朝担当の人が異状がないかチェックしているそうです。

016.JPG

本堂のまわりに一条の深い溝がめぐっています。目の見えない人が指でたどった痕といわれ、昔の人の信仰のつよさを感じます。

011.JPG

次に六波羅蜜寺(西国札所17番)へ。ここへの目的は国宝の十一面観世音菩薩を拝観すること(12年に一度・辰年御開帳9日まで)。平安時代の一木作りで高さ258㎝。金色のふっくらした体つきは漆で盛り上げている美しい温和な表情の観音様でした。

宝物館には薬師如来をはじめ仏像が安置されていますが、その中で空也上人の立像は圧巻でした(下の案内板右側の写真)。鹿の角の杖をもち膝を出して草履ばきで念仏を唱えながら歩いている様子。口からでる南無阿弥陀仏の言葉は6体の仏となったという伝承のまま、1mにも満たない高さの像ですが人の世の果てもなく生ずる苦を苦しんでいるようだと思いました。

もう一つ気になったのは地蔵菩薩立像で手に髪をもっている。鬘掛地蔵ともいわれる。その由来は貧しい娘が母がなくなって弔いも出来ず悲しんでいた時に旅の僧が親切に葬ってくれたがお礼といっても何もないので髪を切ってお渡しした。後日娘が寺にいってみると地蔵にその髪が掛けてあったという話。今でも女性の信仰があるのか像の前、おさい銭の横に紙に包まれたもの(髪とか)が置かれている。何か少し怖かった。 ので、もう一度十一面観世音菩薩におまいりしてから寺を後にしました。

018.JPG

次にいったのは六角堂。正式には紫雲山頂法寺(西国札所18番)。御本尊は如意輪観世音菩薩。

020.JPG

聖徳太子草創の寺。この前来たときは土砂降りの雨で濡れながらの参拝でした。今回は寒かった。

東の門を入ったところに昔の京都の中心といわれる「へそ石」があります。近くに集まっていたハトも体を膨らませて実に寒そうにしていた。

021.JPG

一日目の予定はこれで終了。5時頃ホテルにチェックイン。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次は、赤石禅院~比叡山延暦寺です。


nice!(26)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
- | 次の5件 京都の旅 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。