第58番 仙遊寺 宿坊に泊まる( 愛媛県) [四国遍路30年春]
四国霊場遍路第2日目の最終は、第57番の府頭山栄福岡寺に 参拝。
栄福寺 本堂 ↓
その後、宿泊先となる第58番の仙遊寺へ向かいました。仙遊寺は市内を見渡すことが出来る高い山の上にあり、バスを降りて寺への境内へは20~30mほどでしたが、軽トラックで荷物をあげてくれました。ピンクのミツバツツジがきれいに咲いていました。
到着は5時を過ぎていて、境内では小さな男の子二人がボール蹴りを楽しんでいました。本堂は開けていて下さったのでいつも通り本堂、大師堂でおまいりをすることができました。
本堂 ↓
大師堂 ↓
宿坊のお風呂は温泉です。現住職になってから掘削した温泉だそうです。浴室は地下にあり疲れた体をゆっくり休めることができました。夕食は精進料理。盛付けも美しく美味しく頂きました。
デザートは酒かすを使ったプリン
巡礼中の宿泊はより多くのメンバーと交流する目的で毎日変わります。そうはいってもなるべく親しい者同士で一緒になりたいのが本音で、友人と同じ4人部屋になり喜びました。ですが、女性の場合4名、10名、4名と割り振られましたが、襖をあけると全部つながる大広間の仕掛けで皆で笑いだしてしましました。疲れていたので早々と就寝しました。
翌日は朝6時から正装で本堂に行き朝のお勤めをします。外国の人も4人ほどいました。この日は18日で観音様の日です。御住職がせっかくの御開帳なので写真を撮って良いですと言ってくれました。私も前にでて写したのがこれです。
美しい千手観音です。↓
お勤めの後、ご住職の法話を1時間弱伺って、朝食となりました。
たっぷりのおかゆがおいしく感じました。
いい宿坊体験がでした。
第56番 泰山寺(愛媛県) [四国遍路30年春]
金輪山泰山寺へは四国八十八ヶ所巡礼第三日目(4月18日)朝一番に行く。清々しい気分。
開基は弘法大師、ご本尊は地蔵菩薩。
初め大師堂で、続いて本堂前でおまいり。
本堂 ↓
大師堂 ↓
川の氾濫により人命が失われることが 多かっことを聞いた弘法大師が村人とともに堤防を築いて「土砂加持」の秘法を行い、満願の日に延命地蔵菩薩を空中に感得したと伝わっています。
第55番 南光坊(愛媛県) [四国遍路30年春]
四国霊場第55番札所 別宮山南光坊は今治市の中心街にあります。歴史は古く大宝3年(703)行基菩薩により創建されました。真言宗御室派で御本尊は大通智勝如来。航海の神で総鎮守伊予一の宮(大三島)の大山祇神社と深いかかわりがあります。大通智勝如来は大山祇大明神の本地とされ河野水軍に信仰されてました。
大師堂前から本堂を見る ↓
本堂 ↓
大師堂 ↓
第54番 延命寺(愛媛県) [四国遍路30年春]
四国霊場第54番札所 近見山延命寺は、養老4年(720)行基菩薩による開創です。
第53番円明寺から国道196号線を所々瀬戸内海を見ながら今治方面に走ります。今治はタオルと造船で有名。この時期ちょうど○○学園問題など盛んな時期で。。今治タオルの特徴はその吸水性。普通のタオルの3~4倍の吸水性を持つ優れ物です。
弘法大師が嵯峨天皇の勅命により荒廃していた寺を再興し勅願寺として寺号を円明寺としましたが、第53番円明寺との間違いが多いため明治時代に江戸時代から俗称としてきた延命寺に改められました。
本堂 ↓
真言宗豊山派で御本尊は行基菩薩作と伝わる不動明王です。
境内には大きな馬酔木がりました。