瑠璃光山医王寺 [おくのほそ道]
福島のおくのほそ道めぐり、おしまいは飯坂の佐藤庄司の旧跡、医王寺です。
佐藤庄司とは佐藤元治のこと、奥州藤原秀衡の郎党で信夫郡、伊達郡を管理する職にあった。2人の息子は義経の家来となった継信、忠信で、継信は屋島の合戦で義経の身代わりになり戦死、忠信は義経が吉野山に隠れ、山僧に攻められた時義経の身代わりとなって奮戦、翌年京都で絶対絶命の危機に義経拝顔の刀で自刃した。この兄弟のことは謡曲や浄瑠璃で語られ後には歌舞伎の「義経千本桜」の演目になっている。
山門をくぐると右手に本堂、左手に鐘楼があって
参道を奥に進んでいくと薬師堂です。小雨に煙った姿が美しかったです。ここは鯖野の薬師として厚く信仰されているようですがお堂の欄干に石に穴を穿った札がたくさんさがっていました。どうも無断でおいていくらしい。か細い木の欄干が壊れてしまうだろうに自分勝手な人がいるものです。
御堂の前、右手に継信、忠信兄弟の、御堂の後ろには元治夫妻の、など佐藤一族のお墓があります。
本堂の前の芭蕉の句碑 笈も太刀も五月にかざれ紙幟
栃木県・那須の遊行柳、福島に入って白河の関、乙字ヶ滝、医王寺、文知摺観音と2日間おくのほそ道ゆかりの場所を巡ってきました。友人はスケッチを私は短歌をつくりながら。作った短歌はNHK短歌講座のリポートで提出しました。たくさん添削されて返ってくるでしょうがどんな評をいただけるかそれも楽しみです。
お友だちとの旅は飯坂まで足を延ばされたんですね。
飯坂にもご兄弟の悲しい悲話があったんですね。
爺が飯坂に行ったのは60年前です。アンタイッタイイクツナノなんて言われそうですね。笑
by 旅爺さん (2013-08-25 09:27)
医王寺で一瞬どこの?と思ってしまったのですが・・・
私が行ったのは、鹿沼にある医王寺でした。友人の知り合いのお寺なんです。
おくのほそ道ゆかりの地、つながりで私も昨日は、遊行柳を見てきてしまいました。
すぐそばまで行ったわけではなく、遊行庵から撮った写真なのでよくわからないかもしれません。
それでもあの街道は何とも言えず風情の感じられるところです。
私も飯坂へは家族旅行で訪れた記憶が。震災以降今だ、厳しい状況が続いているのでしょうね。
by hana2013 (2013-08-25 11:50)
こんにちは!
この話は知っています。
時代が時代とはいえ、悲運な運命ですね。
by Take-Zee (2013-08-25 16:46)
東山道と、遊行柳のアップは来週の予定です。
それまでにも書くことが色々あり過ぎます・・・
by hana2013 (2013-08-27 22:51)