西国札所 第10 番 三室戸寺へ [札所巡り]
三井寺を後にして西国札所13番 石山寺へ ↓ 大門
石山寺は、その名のとおり全山が一塊の岩・硅灰石(天然記念物)で、秘仏である御本尊は自然の岩盤そのものをを削り整えた台座の上に安置されているそうです。
境内に入ると岩が目に入り、その上の方遠くに鎌倉期の美しい多宝塔が望めます。
お勤めを終えるとすぐバスに向かうことになったので上の方まで行けなかった。団体での行動は自由な時間が場合によって少ないのが難です。
(前回友人と二人で行った時の記録があるので次にそれを引用)
平成22年8月4日からの西国札所巡りの旅の二日目です。
第30番竹生島宝厳寺に行くため、京都駅発8:22の快速(湖西線で)近江今津に向かいました。ところが、琵琶湖汽船今津港に行ってみると波が高く欠航で、竹生島には行けません。仕方ないことなので、近くの「琵琶湖周航の歌資料館」を見てから、戻ることにしました。
近江今津 9:57発 山科で新快速に乗り換え、石山に11:16着
石山駅から京阪バス11:25発約5分ほどで石山寺山門前に着きました。
◎ 第13番 石光山 石山寺 如意輪観世音菩薩
石山寺は、天平19年(747年)聖武天皇の勅願により良辨僧正が開創したと伝えられ、本尊は秘仏。京に近い観音霊場として、天皇、貴族、庶民ら多くの参詣者を集めた、いわゆる石山詣で有名なところです。
本堂(国宝)は平安中期再建の内陣と慶長7年(1602年)淀殿の寄進で増築された舞台作りの外陣からなります。
寺には石山寺縁起絵巻(重文)が伝わり、石山寺の創建や観音霊験譚の数々、紫式部が参籠して源氏物語を起筆したことなどが描かれていることで本堂源氏の間(花頭窓のところ)に執筆当時を再現しています。
本堂内陣にはお前立の如意輪観世音菩薩。向かって左の奥に弘法大師作の不動明王がまつられてます。
この後、京阪石山寺13:13発の電車で、三井寺に行きました。
◎第14番 長等山 園城寺(三井寺) 如意輪観世音菩薩
創建は飛鳥時代。三井寺は通称。 これは仁王門。
本堂 御本尊は秘仏、
近江八景のひとつ、三井の晩鐘・鐘楼
高台にある観音堂。眺望がすばらしい。
観音堂の前から眺めた琵琶湖。ヨットがたくさん浮かんでいました。
さて、また今回の旅に戻ります。石山寺を後にして西国12番札所岩間山正法寺(通称 岩間寺)へ向かいました。 宗派;真言宗醍醐派 本尊;千手観世音菩薩
桂の大木や、芭蕉が参詣した折に「古池や蛙飛びこむ水の音」の句を着想したといわれる池がある。このお寺へ行くには公共交通機関(バス)利用だと徒歩50分、ただし、毎月17日のみJR石山駅から直通のバスがでているようです。
バスで山道を上る途中にピンクのツツジ(ヤシオ?)の花がたくさん咲いていた。
次に向かったのは、西国札所十番明星山三室戸寺。宗派;本山修験宗 本尊;千手観世音菩薩
朱色の山門をくぐっていく ↓ トキワマンサクがきれいだった。前回来たときはツツジが満開の時だった。五千坪という広大な庭園は季節ごとにシャクナゲ、あじさい、蓮など見ごたえがあります。
本堂前に整列し、いつものように法螺貝、読経、御詠歌でお勤めをしました。
阿弥陀堂の後ろの方には白い石楠花が綺麗でした。
鐘楼と三重塔 ↓
この後、宇治市内に戻り、宇治橋の近くのレストランで昼食。少し時間があったので草団子を買って食べました(おやつ)。
次は醍醐寺へいきます。
おはよう御座います。
電車で右に左にといろんな所を巡ってこられたんですね。
石山寺は最初東北の香と思いました。「古池や・・・」は此処でしたか。
一体幾つの寺を参られるのでしょうか?。楽しい旅でしたね。
by 旅爺さん (2016-04-27 06:33)