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第51番 石手寺(愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場第51番札所熊野山石手寺の参道は、回廊のようで両側に名物の焼きもちや砥部焼等売る店が並び仲見世になっています。

 

参道を通り抜けると広い境内が目の前に広がります。


 


階段を上がって本堂の前に出ますが、観光客が多いので邪魔にならないよう右手横にまわって参拝。少し離れた大師堂への参拝を終わって三重塔前にでました。重厚な感じがします。


 

石手寺の名称の由来は、遍路の元祖とされる衛門三郎に関わりがあります。行いを悔やんだ衛門三郎が弘法大師の後を追い逆打ちをしてやっと大師に会うことが出来たのが第12番焼山寺の近くで、そこが彼の終焉の地とされています(杖杉庵)。亡くなる時に大師が何か望みはあるかと尋ねたところ、三郎は生れかわって人の役に建つことをしたいと言い、弘法大師は小石に「衛門三郎再来」と書いて左手に握らせたと言います。何年か後に、領主河野氏のところに男の子が生れますが左手を握ったまま開かない。親が寺に参って祈ったところ開いた左手に「衛門三郎再来」と書かれた小石を握っていたといいます。その寺は安養寺といい、現在の石手寺といわれるようになりました。ちなみにその男の子は成人して領主となり善政を布いたということです。

ここでの記念にお線香を買ってきました。




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