SSブログ

第21番 太龍寺 途中の舎身が嶽に感激  [旅行、趣味]

四国遍路第21番太龍寺は西の高野とも称されています。西日本最長といわれるロープウェイを利用していきました。約10分間の空中散歩です。杉の人工林を過ぎると眼下に白いオオカミの像が数個置かれているのが見えますがこの辺りは昔ニホンオオカミが生息していた所です。ツツジが咲き始めていました。またそこから少し上ったところで「舎身が嶽」と呼ばれる崖が見えてきます。そこは弘法大師が19歳の時、虚空蔵求聞持法の修業をした所で、岩の上に修業中の空海座像が見えます。

標高600メートルの山頂駅付近は八重桜が満開でした。山頂駅から境内まで続く急な階段を上っていきます。


太龍寺.jpg


御本尊は虚空蔵菩薩です。江戸時代には阿波国屈指の名刹として繁栄し、仁王門、護摩堂、本堂、多宝塔等いずれも堂々とした風格ある建物でした。本堂でいつものように読経、御詠歌が終わると堂内から副住職が出ていらしてお話がありました。御本尊の虚空蔵菩薩の縁日は13日ですが、十三詣りは一度だけでなく、二度目の十三詣りもして下さいとのお話。還暦を過ぎても次の十三詣りを勧められました。大師堂は一番奥にあります。


21番ロープウェイ.jpg


nice!(27)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

第20番 鶴林寺 地蔵菩薩を護って鶴が舞い降りた [四国遍路29年春]

四国遍路第20番は地蔵菩薩(国の重文)を御本尊とする鶴林寺です。

那賀川という清流に沿って細い山道を走りました。4月20日付けの地元紙徳島新聞にはこの那賀川に稚アユの放流がなされたとの記事がありました。バスの中では、葉っぱで1千万円稼ぐおばあさんの話等を聞きながら鶴林寺へと向かいました。急こう配の細い参道が続き、第12番の焼山に次いで2番目の難所として知られています。


駐車場から少し歩いたところの仁王門には、「霊鷲山」の額がかかっており、それぞれの仁王像の前には鶴が立っています。


参道には古い丁石=道しるべが残っています。ここから階段を上がって本堂へ向かいます。



                   ↑丁石


本堂の前には左右に鶴の像が立っています。黄金の地蔵菩薩を守りながら鶴がこの地に舞い降りたとの伝説があります。

 


鶴林寺には特別の御朱印がありました。通常の納経の証としていただく御朱印とは別に鶴だけの御朱印を白衣に押してもらい、亀の伝説のある第39番の延光寺で亀の御朱印をいただいて鶴亀として身に纏うのが喜ばれているそうで、希望者は鶴の御朱印を貰っていました。200円です。


こちらの駐車場にあるトイレはよく整備されていて気持ちよかったです。

次は第21番太龍寺へと向かいます。




第19番 立江寺  [四国遍路29年春]

四国遍路第19番の立江寺は阿波の関所寺といわれています。

大師堂右手横には黒髪堂という小さな祠があって、黒々とした髪が籠められています。不義をしたお京という女がこの寺に詣り懺悔するとその髪の毛が逆立ち、鐘の緒に巻きあげられて残ったという伝説があり、それがこの祠に籠められている髪だと聞いた後では今も生きている人のもののような髪の塊が不気味でした。


 

一方本堂の前にはボタンの花がきれいに咲いていました(4月19日)。本堂は唱和55年に再建されたもので、天井は花鳥風月の絵画で美しく飾られていました。






nice!(24)  トラックバック(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。