第20番 鶴林寺 地蔵菩薩を護って鶴が舞い降りた [四国遍路29年春]
四国遍路第20番は地蔵菩薩(国の重文)を御本尊とする鶴林寺です。
那賀川という清流に沿って細い山道を走りました。4月20日付けの地元紙徳島新聞にはこの那賀川に稚アユの放流がなされたとの記事がありました。バスの中では、葉っぱで1千万円稼ぐおばあさんの話等を聞きながら鶴林寺へと向かいました。急こう配の細い参道が続き、第12番の焼山に次いで2番目の難所として知られています。
駐車場から少し歩いたところの仁王門には、「霊鷲山」の額がかかっており、それぞれの仁王像の前には鶴が立っています。
参道には古い丁石=道しるべが残っています。ここから階段を上がって本堂へ向かいます。
↑丁石
本堂の前には左右に鶴の像が立っています。黄金の地蔵菩薩を守りながら鶴がこの地に舞い降りたとの伝説があります。
鶴林寺には特別の御朱印がありました。通常の納経の証としていただく御朱印とは別に鶴だけの御朱印を白衣に押してもらい、亀の伝説のある第39番の延光寺で亀の御朱印をいただいて鶴亀として身に纏うのが喜ばれているそうで、希望者は鶴の御朱印を貰っていました。200円です。
こちらの駐車場にあるトイレはよく整備されていて気持ちよかったです。
次は第21番太龍寺へと向かいます。