SSブログ

第63番 吉祥寺(愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場第63番札所 密教山吉祥寺の御本尊は毘沙門天です。四国霊場の中で毘沙門天を本尊とするのはここだけで、弘仁年間にこの地方を巡教した弘法大師が光を放つ1本の檜を見つけ一帯に霊気が満ちているのを感得したので、その霊木で本尊とする毘沙門天を、脇侍として吉祥天を彫って安置したのが始まりと伝わります。

山門 ↓


境内はせまいです。本堂に向かって左手に成就石というのがあります。高さ1mほどの石で中央下に30~40㎝くらいの穴があいていて本堂前から目をつむったまま歩いていきその穴に金剛杖を通せば願いが叶うと言われます。何人か試してみましたが、真っすぐ歩いているようで片寄ってしまい難しかった。

 


nice!(26) 
共通テーマ:旅行

第61番香園寺(愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場第61番札所栴檀山香園寺の開基は聖徳太子で四国霊場屈指の古刹です。

一方広い境内には超近代的な褐色の鉄筋コンクリート造りの大聖堂があってびっくりしました。まるでコンサートホールとか図書館とかお寺とは思えないような構えです。昭和51年に建立され、高さ16m、1階が大講堂、2階が本堂と大師堂があり、本堂には620余りの椅子席があります。

 

建物右側の階段で2階に上がり、靴を脱いで本堂の中へ入りましたが、別のj団体が読経の最中でした。静かに奥の方の一角に座って終わるのを待ちました。その方達が大師堂の前に移動したので私達は本堂前に座っていつものようにおまいりしました。音響効果が素晴らしく先達さんの声もいつにもまして美しく響きわたっていました。

御本尊は大日如来。安産、子育ての篤い信仰を得て栄えているお寺です。


~~~~~~~~~~~


ところで、第61番香園寺のすぐそば、距離にして香園寺の山門まで20か30m位のところに、四国霊場会による第62番遥拝所と言う場所が設けられています。第62番札所宝寿寺は四国霊場会から脱退したからで、私達はその場所でおまいりしました。遍路はほぼ順番にまわっていますが、行程によって順番が変更になります。第62番には午前中に訪問したのですがそこでの法楽は許されませんでした。理解しがたいことですが僧侶が先達での団体は受け付けないのだそうです。今後の残りの霊場を回る事を優先してその霊場会を脱退した第62番では本堂に向かって合掌のみしてバスに戻りました。お寺と言えど運営しているのは人ですからどうしようもない何かがあるのでしょう(ちなみに個人の参詣は受け付けているようです)。第62番には実際に行って、お大師様の足跡をたどれたということでは定満したことになるので良しとして、納経の証は遥拝所で頂きました。


~~~~~~~~~~~




nice!(23) 
共通テーマ:旅行

第60番 横峰寺 [四国遍路30年春]

四国霊場第60番札所石鉄山横峰寺は、山岳信仰の霊地であり修験道の道場でもある西日本の最高峰石鎚山(標高1982m)北側中腹(750m)にあります。四国霊場3番目の高地にあって「遍路ころがし」の難所でした。

昭和59年に林道が完成して、現在は境内から500m離れた林道の駐車場まで車で行くことができます。大型バスは通行出来なので、マイクロバス3台に分乗してその駐車場まで行きました。マイクロバスに乗り換えてから20分ほどで林道の駐車場につきました。駐車場から往きは下り、帰りは登りで10分位歩きました。細い山道を下っていったところ突き当たり、左側に大師堂があります。

下はその大師堂前から本堂に向かって行くところです。↓ 中央の神j社風の権現作りの建物が本堂です。

本堂前右手の階段をおりていった所に手水舎があります。(山門はその先)


真言宗御室派で御本尊は弘法大師作と伝わる大日如来、開基は役行者小角、651年創建です。


ここも又来ることは多分ないだろうなと思ったので、先達さんと一緒に記念写真を撮ってもらいました。

雨の日には歩き遍路の人は大いに苦労したと本等で読みましたが、確かにその様子を想像することが出来ます。雨が降ればあの細い山の坂道には川のように水が流れ落ちて危険でしょう。お寺の近くには民宿がありました。







nice!(26) 
共通テーマ:旅行

第59番国分寺(愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場第59番光山国分寺のご本尊は薬師瑠璃光如来。伊予の国分寺。

↓ 本堂↓(1789年の再建)


この日は快晴。境内へ続く階段横に咲いているに藤の花がとても綺麗でした。

 

nice!(21) 
共通テーマ:旅行

第58番 仙遊寺 宿坊に泊まる( 愛媛県) [四国遍路30年春]

四国霊場遍路第2日目の最終は、第57番の府頭山栄福岡寺に 参拝。

栄福寺 本堂 ↓

 

その後、宿泊先となる第58番の仙遊寺へ向かいました。仙遊寺は市内を見渡すことが出来る高い山の上にあり、バスを降りて寺への境内へは20~30mほどでしたが、軽トラックで荷物をあげてくれました。ピンクのミツバツツジがきれいに咲いていました。

到着は5時を過ぎていて、境内では小さな男の子二人がボール蹴りを楽しんでいました。本堂は開けていて下さったのでいつも通り本堂、大師堂でおまいりをすることができました。

本堂 ↓


大師堂 ↓


宿坊のお風呂は温泉です。現住職になってから掘削した温泉だそうです。浴室は地下にあり疲れた体をゆっくり休めることができました。夕食は精進料理。盛付けも美しく美味しく頂きました。



デザートは酒かすを使ったプリン


巡礼中の宿泊はより多くのメンバーと交流する目的で毎日変わります。そうはいってもなるべく親しい者同士で一緒になりたいのが本音で、友人と同じ4人部屋になり喜びました。ですが、女性の場合4名、10名、4名と割り振られましたが、襖をあけると全部つながる大広間の仕掛けで皆で笑いだしてしましました。疲れていたので早々と就寝しました。


翌日は朝6時から正装で本堂に行き朝のお勤めをします。外国の人も4人ほどいました。この日は18日で観音様の日です。御住職がせっかくの御開帳なので写真を撮って良いですと言ってくれました。私も前にでて写したのがこれです。 

美しい千手観音です。↓


お勤めの後、ご住職の法話を1時間弱伺って、朝食となりました。

たっぷりのおかゆがおいしく感じました。


いい宿坊体験がでした。



nice!(21)  コメント(7) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。