第17番 井戸寺 [四国遍路29年春]
三日目の朝一番で訪ねた、井戸寺の御本尊は、七仏薬師如来です。中央の大きな薬師如来を挟んで左右に三体ずつあわせて七体の黄金の薬師如来を拝観することができました。法楽は御堂の内で行いました。
境内敷地は広く明るく、気持ちの落ち着く印象をうけたのでここで実家へのお線香を買いました。
鮮やかな朱色の山門
寺の名の由来は、弘法大師が水不足で苦労する村人を憐れみ錫杖で一夜のうちに井戸を掘ったということで、その伝説の「面影の井戸」があります。覗いてみて自分の顔が映れば無病息災、映らなければ3年以内に良くないことが起こるという井戸で私はこういう場合には見ないことにしていますが、皆さんきれいに映った自分の顔をみることができたそうです。
正面に見えるのが本堂。
みんなで集まって何をしているかというと、御数珠の正しい持ち方を教わっています。
8:30にはここを発って、正面に眉山を眺めながら、次の18番恩山寺へと向かいます。阿波踊りの由来や、阿波の三バカの話等を聞きながらいきます。阿波の三バカとは、①阿波踊り、②大歩危、小歩危、③鳴門の渦潮(左巻き)を言うそうです。