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第11番 藤井寺 この先遍路ころがしへ [四国遍路29年春]

10番の切幡寺から11番藤井寺まではバスで約30分。街道沿いにうどんの看板が見られます。土成の名物たらいうどんはハゼ科の小魚で出汁をとり、かつては、大きなたらいにいれて皆で食べるものだったそうですが、現在では小さなもので個別に出されるようになったそうです。黄色の菜の花畑を見ながら吉野川を渡りました。四国三郎は普段は清流ですが、この日は前日の雨で濁流となっていました。

四国第11番 藤井寺は臨済宗妙心寺派のお寺です。1673年に再興されています。

御本尊は薬師如来で、久安9年(1148)と記されていることから、年号のわかるものとして霊場最古と言われます。火災で境内が焼けても御本尊だけ難を逃れ、厄除けで有名です。本堂の天井には迫力のある白い龍が描かれていました。

 ↓ 本堂




本堂の左手の方に廻ると、第12番焼山寺への古い道しるべがあります。12番まで約13㎞、ここから遍路ころがしといわれる難所が始まります。健脚で5時間くらいかかるそうです。


また、寺の奥の方にはミニ四国88カ所霊場がありますがいきませんでした。

  

山門を入ってすぐに藤棚がありましたが、まだ堅いつぼみでした(4月18日)。


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白糸草が咲いていています [季節の花]

今日は遍路記事はちょっと休んで、息抜きです。

 ↓  ベランダでシライトソウが咲いています。

 


  ↓  これはアボガド゙です。 



  ↓ シンビジウム つぼみを持っています。



↓ 友人が指し芽してくれました。名前を忘れて。名札を付けた方がいいですね。


数日前のある日の美しい夕空。宇都宮タワーも写ってます。


第10番 切幡寺 [四国遍路29年春]

四国遍路第10番 切幡寺は切幡山の中腹にあり、徒歩ならば333段の石段を上がっていくことになりますが、私達は麓からジャンボタクシーに分乗して上りました。

御本尊は南面千手観音菩薩。 ↓ 本堂


 

本堂のすぐ右横に大師堂もあります。


↓ 大塔は国重要文化財になっていますが、下から眺めただけでした。




タクシーでバスの待つ駐車場に戻り、お接待を受けて下さいと土産物屋に案内されました。遍路用品等が様々売られていました。湯茶が用意されていましたがみな品物を見定めることの方にばかり目がいっていたようです。

お接待といえばこの遍路に出発する前からお接待を受けていたことに気付きました。先ず笠をいただいた。すでに3回遍路の経験があるという知人から遍路に行くなら使って下さいといわれて、お代を払いたいといいましたら、その分をお寺に使ってといわれありがたく頂戴したこと。また、宇都宮を出発する朝、駅前のコンビニでおにぎりと飲み物を買った時に5円玉で両替できるか訊ねたとき、いいですよ、いくらにしますかと快く応じてくれました。レジスターの中にあっただけでは足りなくて新しい包みをあけてだしてくれました。朝早くのお客が少ない時間帯であったにしてもコンビニでのこの対応はうれしかったです。





第9番 法輪寺 のどかな田園風景をみながら [四国遍路29年春]

第9番法輪寺は田畑に囲まれたところにあり、早苗がゆれる水張田が広がり、畑では紫色の花が美しいそらまめの収穫をする人の姿があって、爽やかな初夏の田園風景を楽しみながら到着しました。




ご本尊は涅槃釈迦如来。山門を入って正面に本堂と大師堂が並んでいます。


寺のすぐ前に2軒小さな売店がありました。たらいうどんや草餅などが名物のようです。Wさんが焼き芋を買ってきてお接待してくれました。「お接待」、初めてこの言葉を聞いた時は人から無償で物をもらうことに抵抗があってそれとなく逃げていましたが、遍路に来てから、その優しさを受けとめることが素直なことなのだと思うようになりました。 ほくほくの焼き芋は大変おいしかったです。




 売店では生のままの鳴門金時も売っていて、友は持ち帰って記念に苗を育てると買ってきました。芋の収穫が楽しみです。

ところでこの門前で不思議な風体の人をみかけました。傍らに大きな荷物をおいて、托鉢?をしているようにも見えるし、帰りに見た時は荷物はそのままで、本人だけより門に近くに立っているのがおかしい。どこでだったか忘れましたが境内での托鉢を禁止との看板があったのはこういう人に対応するためかもしれないと思います。




第8番 熊谷寺 18日千手観世音菩薩御開帳 [四国遍路29年春]

遍路中は毎朝7時30分に宿舎を出発します。昨夜泊った安楽寺からバスで10分、二日目最初に訪れたのは第8番熊谷寺(くまたにじ)です。


熊谷寺の仁王門は四国最大、1687年の建立ですが、バスのため車窓から木々の向こう畑の中に立つ勇壮な姿を眺めただけでした。

駐車場でバスを降りると、スピーカーから野太い声の御詠歌が流れていました。それを耳にしながら坂道を登っていきます。

最初に本堂の左手階段を上がったところにある大師堂でいつものように法楽を行いました。それが終わって振り返ったとき青い空が眼前にあり、朝の太陽の光に緑の木々も自分達もすっぽり包み込まれているような感覚を覚えて感激しました。


 


階段をおり、本堂の中へ入りおまいりします。熊谷寺の御本尊は千手観世音菩薩で、毎月18日に御開帳です。ちょうどこの日(4月18日)は御開帳の日にあたっていたのでとてもうれしく楽しみにしてきました。

開かれた扉の奥に黄金色の大きな千手観音立像を拝することができました。美しい観音様です。






↑ 四国最古という多宝塔です。

 



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